2010年5月14日金曜日

ジダンの映画です。この映画がリアルだと言いたいのではありません。


スポーツを映像で見るならやっぱりTVだなーとこの映画を観て思いました。


TVでサッカーの試合を見たときの興奮がこの映画を観たときには感じなっかたのをおぼえています。それはTVで見たときと映画では、観戦している状況が違うという理由によるのかもしれませんが、私が気になったポイントは映画だと映像がよく見えすぎるという所です。TVの方が映像を観ているというよりは雰囲気を感じている要素が強いように思います。


個人的な感覚かもしれないけど、試合でシュートが入った時の驚きって、もちろん、やったーって要素が強いと思うのですが、そのうちの何パーセントかには、ボール運びが常態化していた、日常性みたいなのが壊された驚きがあるように思います。それで、ああこのスポーツはゴールにボールを入れるゲームだったなと確認するみたいな感じで不思議にリアルに感じることがあります。だからTVってぼーとしてたり、部分的にみてたりあまりちゃんと画面をみていなくてだから興奮もするように思います。


では、ジダンの映画はリアリティーが無いかというとそうではないようにも思います。むしろ映像的にはTVの何倍もリアリティーを感じます。だから映像として優れていて画面の全体がよく観れる感じがします。それで最後まで映像として観てしまうのですが、代わりにTVのような盲目性はないように思います。





3 件のコメント:

  1. この映画を見てみたい!それとは別に、私はテレビで見るスポーツはみんなできそこないのドラマのようで嫌いなんです。サッカーもスタジアムで見ると、全員の動きが分かりますのでそれが脳の活動の模式図を見ているようにも見えておもしろい。テレビのゴールは、実況の場合、ほとんどよくわかりません。カメラマンもわかっていないと思います。スポーツニュースで初めてを体験したような気分になるのではないかな。別の固定おカメラでとらえた映像を流すのでしっかり映っていますからね。
     ちなみに私は日韓大会の時の全試合のビデオをもっていますが、だれかほしい人はいませんか。ビデオデッキがもう使えないのでテープも捨てようかと思っているものですから。スカパーで友人に全試合の録画をしてもらったものです。

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  3. そもそも、サッカーを取り巻く様々な事象、人間の交流は多分に時代性を孕むとは思うのですが、「ピッチ上」という特殊な時空間になぜ焦点をあてたのかが不思議です。

    ところで、知ってるかもしれませんが、1998年に発行された、「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン第十号、ロメール/黒沢清/映像のサッカー」 で、スポーツと映像に関するとても興味深い考察がされています。大学にあるのでもしよかったら、ご参考までに。

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